2020年10月15日
7月7日頃は小暑(しょうしょ)。
梅雨明けを迎え、本格的な夏が訪れる頃です。
また
今年(2017年)の小暑は
ちょうど七夕の日にあたります。
みなさまの暮らす街では
天の川が見えるでしょうか。
七夕といえば織姫(織女)と彦星(牽牛)ですね。
機織り名人の織姫と
働き者の牛飼い彦星にあやかって
技芸の上達などの願い事をしたためた短冊
笹に吊すようになったのは江戸時代からだそうです。
京都の冷泉家では
旧暦7月7日に乞巧奠(きっこうてん)という行事を催します。
祭壇に琵琶などの管弦のほか
五色の布や糸などが捧げられ
その色は黒、赤、青、黄、白の五色です。
天空の機を織り成す織女にちなんだのでしょう。
五色は陰陽五行の色でもあります。
奈良の高松塚古墳の石室には
陰陽五行の四神
玄武(黒)、朱雀(赤)、青龍(青)、白虎(白)が
壁面に描かれ、天井には星座が描かれています。
石室の空間で、この世界のすべて
宇宙までも表現したのかもしれません。
天空と色
七夕の夜、天の川を見上げて
壮大な宇宙に想いを馳せるのも、いいですね。