対象別カラーコンサル
目的を叶える色・素材・レイアウト
人は意識している、していないに関わらず、色から多くの情報を受け取っています。
たとえば今、目にしているパソコン画面の色、作業をする机、飲み物のカップ、インテリアなどの身の回りの色。住まいがある家の外壁の色、外出先までの道のりの風景、商店街の看板の色やカフェのメニューの色など、人が一日に目にする色は何百万色とも言われています。
それらの色が発する情報はすべて、人の心と体に大きな影響を与えています。
温かい、冷たいといったシンプルなものから、好き、嫌い、嬉しい、悲しいなどの感情に働きかけるもの、買いたい、行きたいといった行動に訴えかけるものまで様々です。その影響は瞬間的なもの、長期にわたるものなどの時間の長短、影響の強弱などはあっても確実に、人の五感に届き、心に作用しています。
だからこそ、自分が目にし手にするもの、身を置く空間を心地よい色で整えることはもちろん、目的をもって生み出し、お客様に届けたいと願う商品、サービスを提供する空間においても、その本質の耀きに合致し、伝えたい人の心に届く色や素材を選ぶこと、目的に合わせ効果的に配置することが重要です。
アウラのカラーコンサルは、ご依頼者様の想いを共有する丁寧なカウンセリングから始まります。丁寧にお話を伺い、その本質の輝きを色で捉えます。その上で対象と目的に応じた配色の選定、レイアウト提案を行っています。
空間の用途や目的に応じた色と素材の選定、インテリア選定サポート、レイアウト提案を行っています。
店舗ショーケース、イベント展示ブースなどの小規模で流動的なもの、施設や店舗のインテリアや、エクステリア等の固定的なもの、商店街の看板やのぼり、ガーデンなどの比較的広範囲に影響が及ぶ環境の配色等に対応しています。
お話を丁寧に伺い、専門的視点から目的に応じた色のはたらきと意味を解説します。
人や商品の魅力を最大限に発揮する色、アイディアが生まれる色、安心を感じる色など、色と素材の選び方、家具や什器、商品レイアウトのコツもご指南いたします。
カラーデータの作成も承っています。建築会社、インテリアコーディネーターとの連携も可能です。
またご希望により、土地や場の相、本来の場のエネルギーを高める色と素材、質感、配置についてもお伝えしています。
建築物のエクステリアなどの外装を選ぶ時はもちろん、インテリアなどの内装の色を選ぶ時にも、まず配慮することをお勧めするのはその土地の相と調和する色と素材をできる限り選ぶことです。
土地の気候、植生、町並みにもその土地の力を映す相があります。
相を映すのはその土地に生える木々や植物や岩石の色、流れる水や吹く風の色であり、土地が本来持つエネルギー、雰囲気という言葉に近いものです。
その相とよく馴染む色、つまりいわゆる地産地消、国産の、その土地ならではの建材や素材を無理なくできる限り取り入れる。
土地に馴染む色と素材で構成された空間はエネルギーに安定感があり、そこで過ごす人に心地良さをもたらします。
ほっとする、なんだかリフレッシュできた、といったポジティブなエネルギーが心と体に満ちていきます。地元の素材ですからその土地の風景にも調和しよく馴染み、美しい、落ち着く、好き、といった好意的な感覚として、訪れる人の心に届きます。
とりわけ施設や店舗、事業所などの空間は、その土地にご縁があったからこそ開けたもの。
土地に調和する色を選ぶということは、その土地の歴史や気候風土に敬意を払い、生命の循環に感謝を示すことにも繋がります。
調和し安定感のある空間は歓迎され、訪れる人に安心感と信頼感を芽生えさせます。
人は安心と信頼が芽生えて初めて、その場で時を過ごす、楽しむ、購入するなどの、次の行動に移ります。その契機となるのが場の目的に合致した色で構成された空間なのです。
また、色の選定時に重要なのは、赤や青といった色み(色相)、強弱(明度・彩度)と、それらの面積比(配色)のバランスです。
建築物や内装、設備の色は簡単には変更できないため、とりわけ慎重な選定が大切です。強い色、個性的な色やデザインは一時的には人の心に刺激を与えますが、その刺激は長く続くと疲労感や飽きへと繋がります。通常の店舗やオフィスに使用するなら全体の7%以下に押さえ、比較的容易に交換可能なインテリアや小物などに用い、差し色やアクセントとして楽しむ、または流動的な商品や製品の色に活用することをお勧めしています。
Webコンテンツ、プリント物等、既存媒体の色・素材選定、レイアウトアドバイスを行います。
Webサイトやパンフレット、名刺は企業や事業主様の顔。重要な情報発信ツールです。
それぞれの個性、イメージと調和する色を選択し、魅力を最大限に表現すことが必須です。
人に与える印象を大きく変えるのは、色です。
たとえば既存媒体の「何か違う気がする」「イメージを変えたいけどどうしたらいいか分からない」などの原因が、配色、つまり色の選択と組み合わせにあることはとても多いのです。
またカラー変更は、デザインの全面変更、新規制作などに比べ低コストでありながら、大きくイメージを変えることができるという、費用対効果の高さが魅力でもあります。
ホームページに代表される事業PRのためのWebコンテンツや、パンフレットなどのプリント物。どちらの媒体にも共通する印象アップのコツは、全体のトーンを揃えることです。
トーンを意識すると雰囲気が格段に良くなります。
トーンとは、色の明度(明るさ暗さ)と彩度(鮮やかさ、淡さ)を組み合わせた概念です。トーンを揃えるということは、「明度と彩度が似ている色で揃える」ということです。
優しい、強い、渋い、など、色の雰囲気を揃える、と言えば分かりやすいかもしれません。
ではトーンを揃える対象は何かというと、写真、イラスト、テキスト、これらを配する背景の色が対象となります。なかでも大きな面積を締めるもののトーンを意識して色を選ぶことで、印象は大きく変わります。写真も加工技術が必要となりますが、トーン調整が可能です。
アウラのカラー提案では、ご依頼者様の雰囲気と調和するトーン、目的とするイメージに調和するトーンをとらえ、色とレイアウトの提案をしています。
商品や製品、またパッケージのカラー提案を行っています。
「ほしい」「手に取りたい」を決めるのは色です。
商品を魅力的に見せることはもちろん、素材の質感や機能をシンプルに伝えること、ターゲットの心に届くこと、作り手の想いやメッセージがひと目で伝わることを配慮した色のご提案をしています。
その際商品の設置場所との調和、他商品との差別化も考慮に入れてご提案しています。
たとえばパッケージのデザインはそのままで、色を変更するだけで印象は大きく変わります。
色の変更は、デザインの全面変更、商品の新規開発などに比べ低コストでありながら、大きくイメージを変えることができる費用対効果の高さが魅力でもあります。
多様性がテーマの今、黒=高級、青=男性に人気、ピンク=女性向け、といった情報は古く、もう通用しなくなっています。
とりわけ色や素材に敏感で繊細な人が多く暮らす日本では、文化も人の嗜好も成熟期を迎えています。
そのため好まれる色、選ばれる色も時代のとおり多種多様となり、年代別、性別といった数値で算出される平均値、これまで客観的とされていたカテゴリーは参考にはなるものの、絶対値にはなりません。
嗜好はより多彩になり複雑です。微妙なニュアンスを感じる色や、素材に個性が感じられるもの、ストーリーを持つもの、個々の感情に響くものが好まれます。
他にはないパーソナルなもの、心の奥深くに響く色やかたち、素材を「感覚的に」求め、そこに価値を置く人が今、様々な領域で増えているのです。
ではお客様の心に届く「感覚的な」色、つまり商品の魅力を高める色を選ぶにはどうすればいいのでしょうか。
まず、「いつ」「どこで」「誰に」「何を」伝えたいかを今一度見つめ直すこと。心から届けたい人を明確に思い描くこと、リリースまでの「どんな想いで開発したか」のストーリー、時代の空気感を読み、未来を意図し描くこと。それらを映し凝縮した色を、五感と第六感をフル活用し選択することです。