【季節と暦の色】立春 第一候 東風凍を解く

2月4日は立春(りっしゅん)。
春のはじまり、早春の頃です。

立春から始まり、大寒で結ばれる二十四節気は、
さらに細やかな季節の移ろいを表した
七十二候に分けられています。

候は5日ごとに巡り
三候で一気(立春など)
二気六候で月(初春など)
三月(初春・仲春・晩春)で一季(春)
四季で一年、とされています。

第一候は
東風凍(とうふうこおり)を解く

春風が氷を解かし、梅がほころび、草花の芽が顔を出し・・・
早春の便りが、あちこちに届く頃です。

まだ寒さを残す冬の光に映える
繊細な色の季節です。

その様子を、ドレープで表してみました。

早春の雰囲気。

襲の色目(かさねのいろめ)のようで、心躍るのです。

少し前は、立春が新しい年の始まり、とされていました。
「春が立つ」ということばで、背筋がピンとして、
よし!という心持ちになります。

早春の喜びが、たくさん訪れますように。