【環境配色】 場の色に気を配る

人は視覚的にも心理的にも
色から多くの情報を得て
多くの影響を受けています

色も情報もエネルギーです
流動的なエネルギーを受けとり

体感、感情、感覚、記憶として
受信しているのです

たとえばそこがカフェならば

カフェのある街の雰囲気から滲む色

お店の看板の色
入り口に至るアプローチ、ドア、壁面の色
照明の光の色、メニューの写真や文字の色
お料理や器の色
時間帯による光の色合いや加減など

意識をしている、していないに関わらず
人は様々な影響を受けています

その影響は瞬間的なものから
場を離れた後まで長く続くものもあり
強弱も様々ですが

大きな面積のものや
常に目に入るもの

長い時間を過ごす場の色の作用と影響は
非常に大きいです。

そのため
半日以上、24時間、一年中など
長時間にわたり身を置く場の色には
気を配る必要があります

心と体をほぐし
心地よく緩ませ
インスピレーションにつながる色に
囲まれると
とても心地良く過ごせますね

建築物の外装やエクステリアはもちろん
空間の色を選ぶとき
まず配慮したいのは
その土地の色との調和です

言い換えるとその土地の気候風土
雰囲気と調和し
さらにはその場の人の色と
相乗効果を発揮する色を選ぶ
ということです

施設や店舗、事業所
また自宅などの場は
その土地にご縁があったからこそ
開くことができたもの

土地に調和する色を選ぶということは
その土地の歴史風土に感謝し敬意を払う
ということになります

店舗や事業所であればなおさら
意識しておきたいところです

土地に調和した色や空間は
人に安心感と信頼感をもたらします

安心と信頼が芽生えて初めて
その場に行く、楽しむ、購入するなど
次の行動に移ることができるのです

刺激的な色や形の使用は注意が必要です
たとえば高彩度×中明度の
ビビッドカラーは
人の五感に強い刺激を与え
一時的には心身を高揚させますが

一定時間以上の刺激が続くと飽きや
疲労感につながります

そのため刺激は程よく

リラックスや落ち着き、心地よさを
目的とした店舗等の内装に多用すると
顧客リピートはあまり見込めません

強い配色、個性的なデザインは、
建築物や構造物、設備などの気軽な変更が
難しい静的なものより

商品や製品などの動的なもの

小さなインテリアなど比較的容易に
変更できるものに「差し色」として
活かすといいでしょう

お花の色を差し色にして
華やかさを演出するのも
素敵ですね

今の季節のお勧め シャクヤク

アウラ代表 田口りえ
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