【色と陰陽・五行】色と季節と方位 五行の色

東京の多摩川の支流、浅川。
川沿いの桜は、今が盛り。
春爛漫の情景です♪

東へ続く桜並木。
朝日を浴びてきらきらと輝いていました。

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今日は色と季節と方位のお話を。
前回も少しご紹介した、五行(ごぎょう)思想についてです。

五行思想とは
今から2000年ほど前の
古代中国で生まれた世界観です。

ものすごーく大まかに言うと
木火土金水(もっかどごんすい)という
「五元素」の循環が
この世界を成す、という考え方です。

「木」は火を生み
「火」は燃えて土に還る
「土」から金属が生まれ
「金」属をくぐり水が生まれ
「水」は木を育て・・・
巡る、という具合です。

この元素の配置に方位や季節
方位を司る四神(しじん)などを
当てはめたものが下の図です。

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この思想は
古墳時代の頃に日本にもたらされたようです。

それは今から1600年ほど前のこと。
干支や、いわゆる風水
仏教や神道の宗教
聖徳太子の冠位十二階制度なども
この五行思想の影響を受けているとされています。

これほどに高度で複雑な思想が
遠い昔に考え出され、
海を越えて昔の日本にもたらされた

そう思うだけで、なんだかとワクワクします。

春は東、東は青龍、青龍は浅川、浅川には桜・・・
と、ぐるぐる連想した春の朝でした♪

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参考文献:吉岡幸雄『日本の色事典』(紫紅社)