【季節と暦の色】処暑

8月23日頃は処暑(しょしょ)。
夏の終わり、秋の始まりの頃です。

万葉の頃、山上憶良という人が、秋の七草を歌に詠みました。

萩の花 尾花(をばな)葛花(くずばな)なでしこの花
おみなえし また藤袴 朝顔(あさがほ)の花

今でもこの季節から秋本番にかけて
河原や野原で目にする花たちです。

「萩の花」。深い赤紫色をしています。
白い花もありますね。
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赤紫色はパーソナルカラーだと
サマーやウインターの方にお似合いの色です。

「尾花(をばな)」とは、ススキのこと。
秋も深まる頃、優しい光で山野を彩ります。
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あたたかみのあるベージュは
オータムやスプリングの方に。

「葛花(くずばな)」。
葛粉は、この根から作られます。
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こちらはサマーやウインターさんの色。

「なでしこの花」。写真は河原撫子です。白いお花もあります。
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サマーさんにお似合いのピンクですね。

「おみなえし」は、女郎花と書く、日本原産のお花です。
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こちらはスプリングさん、オータムさん。

「藤袴(ふじばかま)」。花に芳香があり、蝶が好む花です。
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少し青みがかっているので、サマーさんの色でしょう。

「朝顔(あさがほ)の花」。こちらは諸説ありますが、
いわゆるヒルガオ科の朝顔ではなく、桔梗
もしくは木槿(むくげ)のことだと言われています。
写真は桔梗です。
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少しだけ赤みが入った青紫。ウインターの色ですね。

こうしてみると、
秋の草にも、ブルーアンダートーンの色は
けっこうありました。
自然はバランス良くできていますね。

まだまだ夏の暑さが続いています。
浅川沿いでは
葛の葉やおみなえし、撫子を見かけるようになりました。

季節はゆっくりと
実りの秋に移ろいつつあるようです。