2020年10月15日
8月23日頃は処暑(しょしょ)。
夏の終わり、秋の始まりの頃です。
万葉の頃、山上憶良という人が、秋の七草を歌に詠みました。
萩の花 尾花(をばな)葛花(くずばな)なでしこの花
おみなえし また藤袴 朝顔(あさがほ)の花
今でもこの季節から秋本番にかけて
河原や野原で目にする花たちです。
「萩の花」。深い赤紫色をしています。
白い花もありますね。
赤紫色はパーソナルカラーだと
サマーやウインターの方にお似合いの色です。
「尾花(をばな)」とは、ススキのこと。
秋も深まる頃、優しい光で山野を彩ります。
あたたかみのあるベージュは
オータムやスプリングの方に。
「葛花(くずばな)」。
葛粉は、この根から作られます。
こちらはサマーやウインターさんの色。
「なでしこの花」。写真は河原撫子です。白いお花もあります。
サマーさんにお似合いのピンクですね。
「おみなえし」は、女郎花と書く、日本原産のお花です。
こちらはスプリングさん、オータムさん。
「藤袴(ふじばかま)」。花に芳香があり、蝶が好む花です。
少し青みがかっているので、サマーさんの色でしょう。
「朝顔(あさがほ)の花」。こちらは諸説ありますが、
いわゆるヒルガオ科の朝顔ではなく、桔梗
もしくは木槿(むくげ)のことだと言われています。
写真は桔梗です。
少しだけ赤みが入った青紫。ウインターの色ですね。
こうしてみると、
秋の草にも、ブルーアンダートーンの色は
けっこうありました。
自然はバランス良くできていますね。
まだまだ夏の暑さが続いています。
浅川沿いでは
葛の葉やおみなえし、撫子を見かけるようになりました。
季節はゆっくりと
実りの秋に移ろいつつあるようです。