2020年4月17日
11月7日頃は立冬(りっとう)。
冬の気配が感じられる頃。
草木が葉を落とし
冬の眠りの支度をする頃です。
先日、友人たちとサイクリングをしていたら
「雪虫(ゆきむし)」が飛んでいました。
写真の赤枠の中、わかりますか?
東京で見たのは初めてで、童心に返りました。
小さな小さな
雪のような白い綿毛のような衣をまとって
フワフワと飛ぶ虫です。
この綿毛(?)から、「雪虫」と呼ばれています。
ご存じでしょうか?
ururaのふるさと北海道では
この雪虫が飛んでいるのを見て
2週間ほどすると、初雪が降ります。
雪虫予報は天気予報よりよく当たる
と私は思っています。
この雪虫の綿毛
よく見ると真っ白というより
少し青を含んだ、繊細な白をしています。
雪の色に、そっくりなんです。
雪の色は白、というイメージですが
雪の結晶は透明です。
結晶の集まりである雪に光が当たると
反射の仕方で見える色が変わります。
白や青みの白、青紫など
様々な色をなして、とても美しいのです。
北米の先住民、イヌイットには
雪の色を表す言葉が30以上ある、と聞いたことがあります。
浅川沿いには、ショウビタキが草地のあちこちにいました。
ショウビタキは冬の渡り鳥。
この季節には木や電柱の上などの高いところにいて
「ヒッヒッ」と鳴いています。
雄のお腹の色は、たき火のような暖かい橙色です。
寒さが本格的になる頃
ショウビタキは草地などの低い場所に降りて
人の目にとまるのですが
今年はいつもより早く
近くにやって来ている気がします。
雪虫の舞いに、ショウビタキのご挨拶。
今年の冬は、寒くなりそうな予感です。
暖かくして過ごしましょうね。